生活習慣を整えても1カ月以上にわたり不眠状態が続き、日中の眠気、倦怠感や集中力低下、意欲や食欲の低下、抑うつ、めまいなど、体や心に不調が現れ、日常生活に支障をきたす。眠れないことに不安や焦りを感じ、不眠恐怖が悪化する症状も現れる。就寝から30~1時間以上寝付けない「入眠障害」、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」、起床時刻の2時間以上前に目が覚めて再度眠れない「早朝覚醒」、眠りが浅く熟睡したという感覚が得られない「熟眠障害」の4タイプに分かれる。中でも入眠障害を訴える人が多く、高齢になるにつれて中途覚醒・早朝覚醒が増加。複数の症状を併せ持つ人も。