自分に合った漢方薬」もわかるものなのでしょうか?
最近は薬局でも手軽に漢方薬を購入できるようになっていますし、ある程度定番化された症状であれば、市販の漢方薬も有用です。例えば、生理前の冷えやだるさ、むくみなどの不調には当帰芍薬散、下痢や嘔吐といった症状のある胃腸風邪などには五苓散、寒さによって腰や関節が痛む、ぞくぞくとする場合は葛根湯などが挙げられますね。しかし、きちんと自分に合ったものをと考えたときには、専門の医師の診察を受けることが大切です。単に患者さんを診るだけでなく、季節や生活環境といった外的要因も踏まえた包括的な視点が必要となりますので、特に言葉に表しづらいような症状がある場合は、一度専門の医師に相談してみるべきでしょう。