「睡眠薬」と「快眠サプリ」の違いって?
睡眠薬とサプリ。なんとなく違うのは分かるけど具体的に何が違うの?
【睡眠薬】
不眠状態の解消や、入眠の手助けを目的として開発された薬の総称を睡眠薬といいます。
睡眠薬には、薬局などで気軽に手に入る市販薬と、病院で症状を医師に診断してもらい処方される処方薬の2種類があります。
(市販薬)
処方薬とは異なり、個々の症状や状態に合わせた調剤にはなっていないため、慢性的な不眠症状というよりは、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」といった一時的な不眠症状を和らげるために利用されます。
そのため、不眠の症状が軽い人は効果を実感できるかもしれませんが、そうでない場合は医師に診断してもらって自分の症状に合った薬を処方してもらうのがいいでしょう。
(処方薬)
作用時間によって大きく4つに分類されます。
超短時間型:3~4時間 短時間型:5~6時間 中時間型:7~8時間 長時間型:それ以上
自身の症状によってどのタイプの薬が合っているのか医師と相談することが重要です。
また、市販薬よりも効果が強いため、用量・用法をしっかりと守ることが大切です。
(副作用)
睡眠薬を服用するにあたって一番心配になるのが副作用だと思います。
睡眠薬の副作用は大きく分けて4つあります。
①翌日、眠気が残る
薬の効果が翌日にも残ってしまい、ふらついて転倒する危険などがあります。
②物忘れをする
薬の効果が表れてからの記憶がないことがあります。
③薬が効きにくくなる
長い間服用し続けると効果を感じにくくなります。
④薬を頼るようになる
長い間服用し続けると薬を飲まないと眠れないという精神的や身体的に依存してしまいます。
睡眠薬は不眠の症状を軽減するためのものであって、不眠の原因を根本的に治療するものではありません。
飲み続けることで不眠の症状が無くなることはありません。
あくまで、睡眠薬は補助的な役割として付き合っていくことが大切です。
【快眠(睡眠)サプリ】
ストレスを軽減させたり、心を落ち着かせる成分を配合しており、快眠できる体質をつくることを目的としたものを快眠(睡眠)サプリといいます。
即効性は睡眠薬には敵いませんが、サプリを飲み続けることで自然と眠られる身体をつくることができます。
また、副作用がないため安心して飲み続けることができます。
(睡眠サプリに含まれる主な成分)
トリプトファン:セラトニンという、夜になると分泌量が上昇し深部体温を下げるなどの働きで質の良い眠りをもたらしてくれる成分のもととなる成分
テアニン:脳の興奮を抑えたり、自立神経を落ち着かせる働きがあります。
グリシン:深部体温を下げ、入眠の状態を整える働きがあります。
GABA:ストレスを和らげて脳の興奮を鎮める働きがあります。
睡眠薬は、根本的な不眠の原因が改善されない限りずっと付き合っていかなければなりません。
同時に、副作用のリスクともずっと付き合っていくことになります。
しかし、睡眠サプリは睡眠に必要な栄養を身体に取り入れて不眠の症状自体を改善していくものです。
そのため、体質が改善されればサプリを服用しなくてもぐっすり眠られるようになっていくのです。
今すぐに眠られるようにならなければいけないという人以外は、まずは睡眠サプリを試してみることをお勧めします。